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本文へジャンプ 4年または50,000km毎くらい 
@ 袋に入っているのがピストンシールとダストシールのリペアキット。 洗浄用ブラシや歯ブラシ、ピストン押し戻すピストンツール。

リペアキット:002586 53 42

A Ate製対向4ピストンキャリパーです。Airブリーダーが3箇所にあります。


B ブレーキパッドを外します。パッド裏の鳴き止めグリスを見ると、入手したキャリパーに付いていたパッドはまだ新しい物である事がわかります。


C パッドを押さえる役目のスプリングプレートを止めている、ピンを、ピンポンチで叩いて抜き取ります。


D 中性洗剤を使って洗浄です。洗浄用ブラシは横手に持って叩きつけるように使います。ブレーキダストのせいで真っ黒けになります。


E 上から、
シリコーングリス:分解清掃した後の、ピストンとシール組み込み時に少量塗ってあげます。ゴムにも優しいので、オールマイティに使えます。
ラバーグリス:ゴムを侵さないので、ダストシールの内側などに塗って使います。
鳴き止めパッドグリス:鳴き止めに使用します。ピストンの当たる部分のパッド側に少量だけ塗ります。


F ピストン抜き取りツールなんですが、残念ながら、歯が立ちませんでした。悔しい!


G という事で、よくやるAir加圧によるピストン抜き取りです。木材などを入れて徐々に抜き取らないと危険です。
写真を撮り損ねたのですが、ピストン抜いた後、ダストシール4個、ピストンシールも4個抜き取ります。細いマイナスドライバーやピックツールを使って、キャリパーを傷つけないように注意しながら作業します。

H 左が抜き取ったピストン、右が1200番ペーパーで綺麗にした後のピストンです。
入手した物は、目立った傷があったのは両側8個あるピストン中、1個だけで、程度はまだまだ極上でした。


I ピストンシールをキャリパーに装着、次にピストン、最後にダストシールを圧入します。普通はダストシールが先なんですが、この順番ではどうしてもピストンを後から入れるのは無理でした。4ポッドである事、ダストシール内径がピストンよりも小さい事に因ります。ダストシールの圧入も、適当なあて物(私は木材使いました。)を使って人力での作業でしたので、とってもハード!
商売でやるなら迷わずジグを作成したいところですね。

OH後に組み上がったキャリパーの写真です。ピストンは錆び易いので、すぐに車両に装着するか、またはブレーキフルード充填して保管しておくと良いでしょう。
※ どれだけ丁寧にやるかで作業時間はピンキリです。
  完全に自己満足の世界ですね。

満足度:この先4年くらい大丈夫かと!

      95点くらいかな!?

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